これまでの公判で、凜の会代表の倉沢邦夫被告(74)は、厚労省障害保健福祉部企画課や元係長、上村勉被告(40)がいた隣室の同課社会参加推進室の席などの配置に触れ「(04年2月25日、証明書発行を依頼する際)社会参加推進室から窓側通路を通って隣室に行き、(課長だった)村木被告にあいさつした」と証言。同年6月上旬ごろには、「課長席の正面で村木被告から証明書を受け取った」と話した。
ところが、この日証人出廷した当時の課長補佐は「隣室との間はキャビネットで窓側まで仕切られ、行き来できるのは廊下側の通路だった」と指摘。さらに、「課長席の前にはつい立てがあった(ため正面には立てない)」とも述べ、倉沢被告が主張する部屋の配置を否定した。今月3日出廷した別の元課長補佐(61)も「課長席前につい立てがあった」と証言していた。弁護側によると、現在はつい立てはなく、部屋の窓側に通路ができているという。【日野行介】
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